コロナ感染症対策に
北陽電機(大阪市西区)の人数カウントシステム「オールインワンタイプMC―A101」が新型コロナ感染症対策商品として注目を集めている。同社の人数カウントシステムは以前から駅や公共施設、観光施設などさまざまなシーンで採用されていたが、ウィズコロナ時代となり密集を避けソーシャルディスタンスを保つことができる商品として需要が高まっている。茨城県の偕楽園や大阪府の複合商業施設エキスポシティなど全国の観光関連施設で導入されている。
同社の人数カウントシステムの特徴としては、光センサーを使用した方式で個人画像の取得がないため、プライバシーを守りたい入浴施設やトイレなどに設置するのに適している。もう1点の特徴はカメラ方式と違い、自己発光方式なので明るさに影響されないので、お化け屋敷や薄暗いバーなどでも設置が可能。明るさの変化に影響されないので宿泊施設の玄関などでも昼夜問わず1台で対応が可能だ(間口2メートル以下の入り口での人数カウントに最適)。
宿泊客が大浴場や食事会場へ行く前にスマートフォンでQRコードを読み込めば施設内の3密(密閉、密集、密接)の状態を赤(混雑)、黄(やや混雑)、青(空)の3段階で表示することができるツールの基盤として採用されており、一部宿泊施設での本格運用を開始。宿泊客に安全安心を発信する有効なツールとして評価されているという。
設置や設定も簡単。壁面に設置するだけなので大掛かりな工事は不要。電源電圧100Vのため家庭用のコンセントに差し込むだけで使用できる(エリア設定の際のみ、PCに接続が必要)。
センサーに保存されたカウントデータは専用アプリで簡単に取得することができる。ボタン一つでグラフも作成可能。データはCSVファイルとしても保存できる。
収集したデータはビッグデータとして活用でき、利用者の行動パターンや施設の利用傾向の分析に活用できる。リーズナブルな価格であることも導入しやすいポイントだ。標準価格は28万円。導入時に各種補助金の活用の相談も乗ってもらえる。問い合わせはTEL0120(770)747まで。
オールインワンタイプMC―A101