開業900余年の老舗旅館、雪国の宿 高半(新潟県湯沢町)。約43度の源泉を使う「卵の湯」は肌がすべすべになり、地元の野菜などを使った料理と共に宿泊客から人気。昭和初期に文豪川端康成が逗留(とうりゅう)し小説『雪国』を執筆した「かすみの間」は有名で、現在も資料室として保存されている。
同館では、花王プロフェッショナル・サービスが販売する業務用便座除菌クリーナー「V―SAVE(ブイセーブ)」を活用したトイレの衛生対策を昨年7月から実践している。「元々は、アルコールタイプのクリーナーや塩素系の除菌漂白剤で清掃していたが、希釈の手間や便座の損傷が心配で、それに代わるものを探していた。ノンアルコールであり、希釈や二度拭き不要で手間なく安心して使える点が導入の決め手」と専務の高橋五輪夫氏。
花王はこれまで「細菌・カビ・ウイルス」の研究を行ってきた。V―SAVEは複数のウイルス、細菌での検証を実施しており、販売開始から旅館・ホテル、病院などで幅広く支持されている。
高半では、特別客室のトイレに専用スプレー容器を配備し、ロビー付近のトイレには壁付けディスペンサーを設置している。宿泊客アンケートでも、「安心して滞在できた」「さわやかな香りが良い」と高評価。
「便座からドアノブまでトイレ周り全般で使えるV―SAVEは、いまや必需品。基材損傷の心配もなく従業員も扱いやすい。観光業の回復で宿泊客の増加も見込まれるため、従業員だけでなくお客さまにも活用いただきながら、施設全体の衛生レベルを上げていきたい」と高橋氏は語る。
この件についての問い合わせ先は、花王プロフェッショナル・サービスTEL03(5630)7141。
雪国の宿 高半の皆さん
V―SAVE