食の安全をより万全に
明治11年、日本を代表するリゾートホテルとして誕生した老舗の富士屋ホテル。創業者、山口仙之助は外国人向けに本格的なリゾートホテルを志し、今日まで箱根を訪れる国内外の多くの人に愛用されている。
昨年7月15日には2年間の耐震補強と改修工事を終えて、営業を再開。「スパを新設したことに加えて、ノスタルジックな雰囲気をそのままに客室を改装した」と統括本部の植野高久氏。
同ホテルでは、リニューアルオープンと併せて、森永乳業が提供している微酸性電解水生成装置「ピュアスター」を導入した。
機種は1時間あたり300リットルを生成する小型装置の「ミュークリーンⅡ」を本館厨房仕込み室に3台と、宮ノ下御用邸として造営された「菊華荘」に1台設置している。
「HACCPが完全義務化されることに伴い、より食の安全に万全を期すべく、導入を決めた」と総料理長の北村雅之氏。
ピュアスターは塩素系殺菌料としての有効成分とされる次亜塩素酸を電気分解によって自動で生成する。一定した低い塩素濃度と微酸性に自動調整しながら連続的に出水する。「希釈することなく使えるため手間が省けるほか、においが少なく、誤って口に含んでも無害な点を評価する」と北村氏。
生成された微酸性電解水は、「次亜塩素酸水」として食品添加物の認可を受けている。
富士屋ホテルでは、サラダ用の野菜、カット前のフルーツの丸洗い、魚・肉の洗浄に使用するなど、食材の鮮度の維持に努めている。グループホテルでも新たにピュアスターの導入を検討中という。
この件についての問い合わせ先は森永乳業・ピュアスター販売グループTEL03(3798)8199。
ピュアスター
富士屋ホテルの北村総料理長