シャープNECディスプレイソリューションズは、COBフリップチップ方式を採用した屋内用ファインピッチLEDディスプレイ「FCシリーズ」3機種を9月22日から順次、発売。LED画素の表面を樹脂でコーティングしたCOBタイプは、表面コーティングしていないSMDタイプに比べて、耐静電気性、耐衝撃性の向上と、防水滴、防じんに優れ、SMDタイプでの設置が懸念される人が触れる場所などでの設置も可能となる。
LEDの画素構成は、同社LED製品では初めてCOB(チップ・オン・ボード)フリップチップ方式を採用。LED画素の表面を樹脂でコーティングしているため、SMDタイプに比べて静電気や衝撃による破損リスクを低減できる。防じん防水滴性能も向上している。
画面輝度とコントラスト比は、従来機種に比べて大幅に向上しているので、明るい照明の下や外光が差し込む屋内でも明るくメリハリのある映像を映し出す。広視野角により、斜めから見ても視認性が高いので、広い範囲で映像を見られる。
ピクセルカード8枚と、電源供給用のコネクタを装備したキャビネットで構成されるモジュールサイズを608×342ミリにした。アスペクト比16対9を採用しているため、縦横同数のモジュールを組み合わせることでフルHD(1920×1080)や4K(3840×2160)解像度のマルチスクリーンを構成できる。
LEDモジュールの上下に電源供給用のコネクタを装備しており、モジュールを上下に組み合わせるだけで電源の配線が完了。映像信号は前面からモジュール内部でケーブル配線するため、背面での配線が不要で、モジュール間の配線も外部から見えない。
FCシリーズ