高画質映像を投写す
NECディスプレイソリューションズ(東京都港区)は10月、4Kの高画質映像を投写できるプロジェクター「ビューライトNP―P506QLJD」を発売する。5000ルーメンの高輝度レーザー光源の採用が特徴で、「高精細な映像、画像もありのままの美しさで投写できる」とアピール。旅館・ホテルの会議室などに提案する。
レーザー光源の寿命は約2万時間(レーザー光源部のみの輝度半減時間・理論値)。ランプの交換や調整にかかる労力、作業コストを軽減し、安定した投写品質を保つ。また、同社独自の冷却方式の採用により、光学ユニットの密閉化を図った。これにより、フィルターが不要となったことで、フィルターメンテナンスの手間と経費も削減する。
投写画面の位置を上下、左右に調整できる「レンズシフト機能」を装備した。ダイヤルを回すだけで、プロジェクター本体を動かさずに投写位置を調整できる。常設用途にも対応しているため、幅広い場所での活用が可能だ。
ランプとは異なり、輝度を約30%から100%の範囲で、1%刻みで調整できる。通常、使用時間に応じて輝度は下がるが、「輝度一定モード」を設定すれば、本体の内部センサーで輝度を検出。出力を自動調整し、輝度を維持する。
垂直方向360度投写できる「チルトフリー」や、水平方向も360度のどの角度でも投写可能な「ロールフリー」といった機能を搭載。併せて、投写画面を90度傾けての縦長映像を映し出す「ポートレート投写」も実現した。
価格はオープン。
問い合わせ先は、同社ホームページ(https://www.nec-display.com)。
ビューライトNP―P506QLJD