新年度を迎えた1日、阪急交通社は大阪市内で入社式を行った。新入社員38人(うち女性26人)を前に、酒井淳社長は主に次のように訓示した。
一、皆さんは、コロナ禍において旅行業界がいまだかつてない状況となり、さまざまな不安にさいなまれているのではないかと推察する。先輩たちは少しでも早く業績を回復できるよう常に前を見据え、今なすべきこと、できることに全力で取り組み会社を支えてくれている。そして、皆さんと同じ職場で一緒に働くことを心待ちにしている。
一、当社は「常に変化を求め、お客さまの声に応える『旅』創出で、社会に必要とされる企業を目指す」を基本方針に掲げている。さまざまな変化にアンテナをはり、何事も深く考え、疑問に思ったことは積極的に質問してほしい。1年目から果敢にチャレンジし、仕事の面白みや充実感、達成感を味わってほしい。
一、新鮮な感覚と若い力を存分に発揮することを期待している。いまこの時から約2700人の阪急交通社の一員になったことを自覚し、行動してほしい。
一、新型コロナウイルスが感染拡大の様相にあるので、手洗い・消毒・マスクを徹底し、健康に留意してこれから一緒に頑張っていこう。