【失敗の法則から学ぶ~宿経営者の仕事大全7】次年度計画は今期の検証を踏まえた内容か 孫田 猛


 6月決算のお宿はかなり多いと思います。決算まであと40日あまり。今何をすべきでしょうか? 多くのお宿では、決算見込みを計算し、法人税額や消費税額を見込んで、顧問税理士や金融機関と対策を協議しているところでしょう。また一方で、リスケを行っているお宿では、金融機関と共有している着地目標数値に達するかどうかで、気をもんでいる経営者もいると思います。

 さて、どのような状況にあっても、次年度の経営計画作成に着手し始めていますでしょうか? 年度経営計画の多くは、月次ごとに売上高、入込客数、収支計画(損益計画)、金融機関への返済計画でワンセットというパターンが一般的です。

 この時期には、金融機関との協議の上、来期末の落としどころとなる経常利益額を定め、これをゴールとして今期実績をベースに、エクセルで作成作業を経理担当者と経営者が詰めているという光景を目にします。

 そして形が整ったところで金融機関へ提出したら、一仕事終えたとホッとしますよね。

 さて、そもそもこの年度経営計画は金融機関へ提出するためだけのものではありません。このような話は、過去にも何度もお聞きになったことがあると思いますが、実際ふに落ちていますでしょうか。そのような実感はないという経営者も多いようです。なぜか?

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