人は1日に3万5千回もの意思決定をするといわれています。とりわけ経営者であるあなたの意思決定は、周りの人に多くの影響を与えるものですから、とても重要です。
意思決定は即決しなければならない場合もあれば、じっくりと時間をかけて決める場合もあります。いずれにしても判断材料がなければ、的確な意思決定はできません。
では、的確な判断材料が何か分からない場合、あなたは何を基準にして意思決定を行っていますか。直観でしょうか? 好き嫌いでしょうか? もうかるかもうからないかでしょうか? それともその時の気分でしょうか?
ここで今までの意思決定の場面を振り返ってみてください。トライアンドエラーをこまめに繰り返すことにより、結果として上昇スパイラルへ向かうのはいいことです。しかし安易な意思決定をした結果、取り返しのつかない失敗につながることもあります。さあ、誤った意思決定をしないためには、どのような準備をしていけばいいのでしょうか。
私の経験則上、有効であった判断基準の作り方についての、三つのステップをご紹介します。
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