明けましておめでとうございます。
平成最後で新元号スタートの今年はどんな年となるのでしょうか。「米中貿易戦争」や「英国のEU離脱」、世界に広がる「自国第一主義」。先行き不透明な世界情勢の中で、日本は政治、経済、外交、社会など多くの課題を抱えながら「改元」「大阪G20」「ラグビーワールドカップ」「消費税増税」といった待ったなしのイベントを着実にこなしていく必要があります。
旅行業界もここ数年来の「パラダイム(過去からの支配的な見方や枠組み)の転換」ともいうべき荒波の中にありますが、この流れは今年もさらに加速して進んでいく、と覚悟しています。
この「転換の年」2019年を、ジャルパック社としても、自分自身としても「ジャンプスタート(JUMP START=バッテリー上がりの車のエンジンをかける。活をいれるの意)の一年」にしたいと考えています。今年はジャルパックブランド誕生55周年の記念の年ですが、これまで作り上げてきたわれわれの提供価値「安全・安心、品質、お客様の感動」を大切にしつつ、伝統に安住することなく、変革と創造を進めていきます。私個人としても、昨年6月の社長就任以降、初の旅行業にやや慎重に向き合ってきましたが、今年はより自律的、能動・積極的に「海外事業の立て直しと業績回復」「訪日インバウンド事業の成功モデル化」「地方創生への貢献」「人財と職場の活性化」などの課題にリーダーシップを発揮していく所存です。そして、リーダーシップ発揮の大前提には社員との「信頼の絆」が必須であり、社員、経営陣、会社の一体となった成長を目指していきます。
昨年の度重なる自然災害の発生は尋常ではないとはいえ、日本は自然災害から逃れることはできません。自然災害への備えは常に忘れず、新たな年が災害の少ない穏やかで安寧の1年となることを祈りたいと思います。
ジャルパック社長 江利川宗光