人と歴史・自然が共存する大和飛鳥地域は、約1400年前に日本の国づくりが始まった地です。大和飛鳥ニューツーリズムは、「日本はじまりの地=ミライを創る学び場」となるように、2011年から民家ステイの受け入れや各種体験プログラム・人材育成事業を始めています。昨今、コロナ禍の拡大で人と人のつながりが激減していることが問題視されていますが、この厳しい状況下でも直接的な触れ合いを大切にし、当地を訪れる学校があります。大変な時代の中、子どもたちが生き抜くための力を養うため、大和飛鳥地域ではさまざまな経験を積めるよう、多くの皆さまと協力しながら、私たちは受け入れの準備・調整を進めております。「新しい生活様式」を取り入れながら、私たちと共に前に進んでいきませんか。
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大和飛鳥を「ミライを創る学びの場」にするための取り組み
(1)新型コロナウイルスを「正しく恐れる」
奈良県立医科大学感染症センターの笠原敬先生監修の「感染症対策ガイドライン」は改訂を重ね、現在Ver.3に。ホストファミリーに対してセミナーや受け入れ前研修を随時実施し、適切な対応を講じて事業を推進します。
(2)SDGsの学びから地域の課題解決に向けて考えるプログラムの実践~キーワードはサステナビリティ~
田舎が持続可能な地域として存続するには課題が山ほどあります。限界集落問題とそこからくるコミュニティ維持の必要性、耕作放棄地増加による農業衰退、森林荒廃による災害発生リスク増大、地域産業の構造的衰退を原因とする所得水準の低下など。これらの課題はSDGs17の目標および169のターゲットが持つ課題を解決することで解決されます。田舎の暮らしの中で実践されているSDGsターゲットは多く、生徒と地域住民が共に課題解決に向けて考える取り組みをプログラムとして提供します。一人一人が、「世界を構成する一員であることを自覚して、行動を起こす」というSDGsの精神は、「自ら考えて行動すること」が求められる大和飛鳥民家ステイ体験の理念にも重なります。また、「民家ステイを利用すること=当地の『住み続けられるまちづくり』支援」につながることから、SDGsに真剣に取り組む学校こそ、自信を持って「民家ステイ」をお薦めします。
(3)~2022年スタート~各種日帰り体験プログラム(民家ステイ代替案として)
宿泊を伴う民家ステイができない時にでも利用いただけるよう、各種体験プログラムを用意しております。
例…里ぶら~歴史ウォーク
地域の人と共に歩き、対話しながら学びを深める今までにない対話型ツアーです。日本のはじまりの地である明日香村を自分たちの足で歩き、自然豊かな里山に点在する史跡を訪れます。地元の人だからこそ知っているコト・モノ・場所を知り、初めて出会う人や景色の中で新しい気付きや価値観に触れます。また、私たちが大切にすることや未来に残していきたいものについて共に考えます。
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「どのような状況下であっても、人と人はつながり、学び合い、高め合える」、そう子どもたちに感じてほしい。「大和飛鳥地域での学びの場を守りたい」という理念に賛同する地域自治体、地域事業所、ホストファミリーの支援、協力のおかげで、昨秋から民家ステイおよび体験プログラムの受け入れを実施することができました。今後も、「大和・飛鳥」を選んでいただいた学校のため、安全を第一に考え、最善を尽くしていきます。
日本棚田百景に選ばれている稲渕棚田
一般社団法人大和飛鳥ニューツーリズム
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