山口県東南部に位置し、淡路島、小豆島に次ぐ瀬戸内海で3番目に大きな島。温暖な気候と美しい自然に恵まれた人情あふれる島で、南国ムード漂う癒やしの島は「瀬戸内のハワイ」と呼ばれています。主な産業は農業・漁業・観光で、農業ではミカン栽培、漁業ではタイやイワシなどの沿岸漁業が盛んです。海や山の自然を生かした豊富な体験プログラムが魅力で、世界遺産の原爆ドームや宮島とのアクセスも良好です。
■民泊体験(ホームステイ)
島の家庭にホームステイし人情あふれる田舎暮らしを体験! 自然の恵みに触れ、生産の喜びを知り、未知のことに挑む精神力を培い、子どもたちの「生きる力」を育みます。
周防大島町には農業と漁業を営む半農半漁の家庭が多く、豊かな自然と共に生きる島ならではの暮らしがあります。魚を釣ってさばき、畑の野菜をお裾分けし、青い海に飛び込む。島の暮らしを体験することで、私たちが自然や生命の恵みを受け、さまざまな人との関わりの中で生きていることを実感し、これらを未来につなぐことの大切さを学ぶことができます。
民泊体験では子どもたちを家族の一員として迎え、交流の中で生まれる「心と心のふれあい」を大切にしています。島の家族と一緒に自ら農漁業や食事作りに取り組み、人の優しさ・温かさに触れることで、身の周りの人の大切さを考えるきっかけになればと思います。
■選択別体験プログラム
周防大島町ではさまざまな体験プログラムを提供しており、なかでもカヌー体験や地引網漁といった海の体験が人気です。
(1)カヌー体験 波や風を浴びながら1キロ沖合の無人島への航海にチャレンジ! 2人乗りのカヌーではバディ(相棒)と息を合わせることがポイント。目標到達を目指し、あきらめない心と協調性を養います。
(2)地引網漁体験 2グループに分かれ、魚が逃げないように息を合わせて網を引きます。生きた魚に触れて命のつながりを学ぶとともに、チームワークを育みます。
■探求型学習SDGsプログラム
SDGsをテーマにさまざまな社会問題を実践的に学び、自ら調査・考察しながら解決策を導き出す探求型プログラム。
(1)海ごみゼロプロジェクト 海洋ごみの実態とその影響を調査。作る側・使う側の責任を知り、豊かな海を守る手段を考えます。また、清掃活動を通じて社会に貢献する意識を育みます。
(2)ミツバチが担う役割を知り環境保護の大切さを学ぶ 島の養蜂家からミツバチ減少の実態を学び、その原因を探求します。気候変動や食糧問題といった地球規模の問題に対し、自分たちに何ができるのか主体的に考えます。
■安心・安全で質の高い受け入れ
周防大島町での体験を通じ、未来を担う子どもたちの心を育むお手伝いができればと考えています。皆さまに安心してご来島いただけるよう、安全対策、食品衛生などの研修会を実施し万全の体制でお待ちしています。ぜひ周防大島町へお越しください。
美しい海でカヌー体験