謹んで新年のお慶びを申し上げます。
訪日外国人旅行者数や国内旅行消費額が過去最高を記録する勢いで推移するなど、昨年は旅行・観光業において喜ばしい出来事が多くあった半面、石川・能登半島地震や豪雨をはじめ、多くの自然災害に見舞われた年でもありました。被災された皆さまには、心よりお見舞い申し上げますと共に、公共交通機関を担うANAグループの一員として、その責務について、認識を新たにした1年でありました。
また、ANA Xの事業・サービスにおいても、ビジネスパートナーの皆さまと共に、精力的に改善と発展に取り組んでまいりました。
春には新たな旅の体験価値提供を目指し、スマートフォン一つで旅の検索・予約・管理から旅行中の情報収集までシームレスに完結する旅のサービス「TaaSプラットフォーム」を開始いたしました。
移動でマイルがたまる「ANA Pocket」では、地域の魅力向上と持続的な発展、さらに健康促進に向けた取り組みなども実施し、サービス開始3年を迎えた12月には会員数は230万人を突破。また、2023年5月にリニューアルした「ANA Pay」も、会員数100万人を数えることができました。さらに、今年1月に2周年を迎える「ANA Mall」も取り扱い商品数が200万点を超えるなど、旅とマイルの両面で成長を実感する1年となりました。一方、長引く円安などにより、日本から海外への旅行者の低迷など、旅行においては業界を挙げて取り組むべき課題も引き続き存在しています。
2025年はこうした環境の中で、さらにアグレッシブに、かつ個性的に、事業・サービスの充実を図ってまいりたいと考えております。そして、お客さまのワクワクや幸せの実現、さらに社会課題の解決に向けて、さらに積極的に行動してまいりたいと思います。
これからも人々や社会に寄り添い、お客さまの日々を豊かに彩り続け、新しい価値の提供へ努力と改善、そして挑戦を続けるANA Xにご期待ください。
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
ANA X社長 神田真也氏