当たり前のことではあるが、いくつになっても友人と会って話すのはとても楽しい。時として「そんなことができるんだ」といった面白い話を聞くことになったりする。
〇その1
その友人は首都圏で小型の賃貸オフィスビルを所有している。築30年以上が経過し修繕費用もばかにならないらしい。
「エレベーターリースって知ってるか? この間聞いた話なんだけどさ」
なんでも、築17年以上経過した建物に付随する償却済みのエレベーターを買い取ってくれる仕組みがあるらしい。もちろん、書類審査の上、現地調査を行い価格を決定する。売却したエレベーターは売却と同時にリースバックしてそのまま使用し続けるということらしい。
「テレビでよく目にする古くなった自宅のセールス&リースバックのエレベーター版みたいな感じなんだよ」と友人は語り、本格導入を検討しているがどうしたものかなという相談ではあった。
メリットとしては(1)償却済みで無価値のエレベーターを現金化できること。(2)リースバックのリース料は購入選択権を行使することで通常のファイナンスリースよりも低くなること。(3)いってこいのような感じがするが最終的には買取価格の20%程度の収益が見込めること。
リース期間中の保守メンテナンスは今まで通り建物所有者が行うが、同期間中のリース料は固定されているらしい。
世の中には耐震補強もままならない古くなった建物が数多く存在する。そこに付随する古いエレベーターが何らかの価値を有するとすれば使わない手はない。賃貸オフィスビルのみならず賃貸マンションや分譲マンションでも導入が可能とのこと。
詳しくは下記まで。
株式会社TKWM&Aファイナンス会計税務事務所
東京都港区虎ノ門1の23の1 虎ノ門ヒルズ森タワー18階
https://www.tkwf.jp/
03(6823)4999
〇その2
数年前の苦境を死に物狂いで脱し、現在は進むべき道がしっかりと見えるようになった友人。ここ数年取り組んできた事業が、今年になって特許を公開するに至ったらしい。
「あの技術が…よく特許公開できたもんだなあ。必死に前を向いた結果だな」と笑い合える現実がうれしい。
ホテル・旅館や料亭・飲食店などの運営にとっていろいろな敵があるが、「チャバネゴキブリ」は小さいけれど不滅の難敵であることは言うまでもない。世界に4500種類存在するゴキブリの中でチャバネだけが強烈な薬剤耐性を有しているらしい。したがって薬剤駆除の追いかけっこでは人間はチャバネに負けてしまう。その追いかけっこに勝利できる施工方法が特許の核心だ。
(1)チャバネの生息確認・巣や侵入経路の特定などを行い特殊施工によってお店をリセットする。(2)特許工法のシステムを設置する。(3)定期的に防除を行う。
既に都内のチェーン飲食店で施工が始まっており、今のところ「茶色いやつ」がお客さまに目撃されたことは皆無とのこと。
詳しくは下記まで。
レイメイ株式会社
東京都江戸川区中葛西3の18の7
https://www.reimei-dr.com/
03(6808)1246
(EHS研究所会長)