夏の終わりの都内某所。大手通信系会社の研究センターを訪れた。そこで行われていたのは、世界最先端のシステム障害防御設備の実証実験であった。
私たちの世界は、テクノロジーと共に進化し、その恩恵を日々享受している。特に観光業界は、インターネットによる予約システムや電子決済が普及し、ゲストの利便性は飛躍的に向上した。
しかし、その裏で、私たちは見えない脅威にさらされている。それが、電磁パルス(EMP)やテンペスト、太陽フレアといった、電磁波による障害だ。その上、電磁波を使った攻撃も視野に入れる必要がある現在、その防御技術は社会の未来を守るための盾となる。
観光業界がデジタルシステムの脆弱(ぜいじゃく)性を抱えているのは周知の事実。ホテルや旅館における顧客データの漏えいやシステム障害のリスクは高まっている。システム障害が発生すれば、ゲストの安全はもちろん、施設全体が機能不全に陥る可能性もあり、これに対処するための電磁シールド技術は不可欠な防御策だ。
例えば、外国からの旅行者が多いホテルや旅館は、サイバー攻撃やテンペスト攻撃の標的になりうる。テンペストとは、電磁波を用いた情報漏えいの手法で、ホテルの管理システムや決済データ、顧客の個人情報が外部から傍受される危険性をはらんでいる。突然、ゲストの大切なデータが盗まれ、ビジネスが大打撃を受ける可能性がある。しかし、先進的なテンペスト対策技術によって、リスクを未然に防ぎ、ゲストに安全な空間を提供することが可能となる。
観光業界は、電磁波攻撃に対する準備が急務なのではないか。特にホテルや旅館では、電磁パルス(EMP)攻撃によって施設全体が停電し、エレベーター、空調、照明、さらにはドアのロックまでが一斉に停止した場合、宿泊客の安全が脅かされる。電力復旧に時間がかかる中、非常階段を使って避難する恐怖を宿泊客に与え、信頼を一瞬で失うことも考えられる。
また、観光業界の重要なインフラである空港や交通機関も、電磁波攻撃のターゲットになる。これらの施設が機能不全に陥れば、人の流れが滞り、国内外の観光業全体が混乱に陥る。電磁シールド技術の導入は、こうしたリスクを回避し、業界全体の安全を確保するために必要不可欠だ。
都内某所で見せていただいたのは、システム全体をシールドで保護し、外部からの干渉を遮断する技術と設備。ホテルや旅館においても、施設内のデジタルシステムを保護し、外国からの攻撃を未然に防ぐことが可能とのことであった。
電磁シールド技術は、単に施設を守るだけではなく、未来の観光業を守るための基盤だと思う。観光業は、安心と安全が第一。宿泊施設や観光地が電磁波攻撃やシステム障害に見舞われた際、最も大切なことは、人に安心を提供できるかどうかだ。人と社会、観光業界を守る盾が欲しいという時は左記まで。
株式会社電磁シールド研究所
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(EHS研究所会長)