JTBが3月25日に発表したグループ会社12社計の1月の旅行取扱額は前年同月比1.8%減の1043億6200万円となった。うち国内旅行は2.1%減の621億5千万円だった。
国内旅行の内訳を見ると団体旅行は1.6%減。一般団体は0.5%減、教育団体は2.3%減と共に振るわなかった。
企画商品は2.2%減で、うちブランド「エースJTB」は5.6%減。方面別の状況を首都圏発エースの取扱人員で見ると、前年を上回ったのは4.0%増となった北海道のみ。20.3%減の東北、17.6%減の近畿、16.4%減の沖縄などが前年を下回った。
海外旅行は2.2%減の369億4700万円。団体旅行が2.6%増、企画商品が6.6%減だった。
国際旅行は5.2%増の52億6400万円となった。訪日外国人向け商品「サンライズツアー」の2日付の人員ベースでの予約状況は、2月が5.2%減。先行状況は3月が1.3%減、4月が前年並み、5月が6.8%増。オンライン予約サイト「ジャパニカン」では宿泊先は北海道が1位で、アジア、欧米を問わず人気。2位が大分県、3位は岐阜県となった。
2018年度4~1月の累計では、総取扱額は1.3%減の1兆4217億6千万円。国内旅行は3.9%減の8485億3700万円、海外旅行が2.5%増の4976億3600万円、国際旅行が5.6%増の755億8700万円だった。