JTBが3月26日に発表したグループ会社11社計の1月の旅行取扱額は前年対比6.2%減の979億600万円。国内旅行は5.7%減の586億1千万円となった。
国内旅行の内訳を見ると団体旅行は0.3%減。一般団体は15.0%増と2桁の伸びだったが、教育団体は17.4%減と振るわなかった。
企画商品は11.2%減で、うちブランド「エースJTB」は9.5%減。ボリュームの大きい関東・首都圏方面への宿泊商品が伸び悩んだことが、企画商品全体を押し下げた。エースは取扱人員では12.7%減で、北海道が38.5%減、中国・四国が14.1%減、関東が13.3%減となるなど全方面でマイナスだった。
海外旅行は11.6%減の326億7700万円。団体旅行が15.3%減、企画商品が9.5%減となった。
国際旅行は25.4%増の66億2千万円。訪日外国人向け商品「サンライズツアー」の3月12日付人員ベースでの予約状況は、2月が46.8%減。新型コロナウイルスの影響で大きく落ち込んだ。先行状況も、3月が79.1%減、4月が61.5%減、5月が38.7%減と不調。4~2月累計では4.9%減となっている。
2019年度4~1月累計は、総取扱額が前年並みの1兆4213億8100万円。国内旅行は1.9%減の8320億3400万円、海外旅行が前年並みの4977億4800万円、国際旅行が21.2%増の915億9800万円だった。