KNT―CTホールディングスの2月の総取扱額(グループ14社計)は、前年同月比19.5%減の270億1682万円だった。国内旅行が19.0%減の149億1412万円、海外旅行が18.2%減の104億2080万円。外国人旅行は45.2%減の9億2604万円となった。
国内旅行の内訳は、一般団体が22.4%減(18億1053万円)、学生団体が14.1%減(20億856万円)。一般、学生団体ともに減少し、合計で18.2%減(38億1909万円)となった。国内企画旅行は、メイトが9.6%減の37億523万円、クラブツーリズム国内は11.8%減の53億8414万円となり、合計で10.9%減の91億1242万円。国内個人旅行は減少し、43.7%減の19億8261万円だった。
海外旅行の内訳は、一般団体は38.6%減、学生団体は12.3%増で、合計が26.2%減の25億4587万円となった。海外企画旅行は7.1%減の53億7267万円、海外個人旅行は28.5%減の25億225万円だった。
区分別に見ると、国内一般団体、国内学生団体は新型コロナウイルス感染者拡大による旅行の中止や延期の影響を受けて取り扱いが減少した。国内企画旅行では、メイトは新型コロナウイルス感染者拡大による旅行予約の取り消しの影響を受け、東北や中国方面は堅調に推移したが、その他の方面は不調だった。クラブツーリズムは、東海・伊勢・南紀は堅持したが、北海道、東北、関東、中部、北陸、西日本では不調が続いた。
海外一般団体は、新型コロナウイルス感染者拡大で旅行の中止や延期の影響を受けて減少した。海外学生団体は、修学旅行や研修旅行でアジア方面の取り扱い人数が減少したが、オセアニアやヨーロッパ方面の取り扱い人数が増加して前年を上回った。
外国人旅行は、新型コロナウイルス感染者拡大による旅行の中止や延期の影響を受け、個人旅行の宿泊商品や団体旅行の取り扱い人数が減少した。