エイチ・アイ・エス(HIS)の2020年3月の総取扱高(グループ6社)は、前年同月比83.6%減の21億1046万円だった。国内旅行が同31.6%減の17億9831万円、海外旅行が同97.0%減の3億652万円。訪日旅行は90.1%減の562万円となった。
国内旅行は、「春旅・初夏旅キャンペーン」の実施に加え、地域ごとの緊急事態宣言が解除されたことで、春休みやゴールデンウイークを中心に予約数が増加したが、下旬にかけては一部地域において独自の警戒レベルの引き上げや、まん延防止等重点措置の要請などがあり、取扱高が鈍化した。
海外旅行は、新型コロナウイルス感染拡大による世界各国での入国制限の継続や、引き続き日本における海外渡航制限の影響を受け、全方面において主催旅行をツアーキャンセルとし、大幅な減少となった。
訪日旅行は、日本国内の新型コロナウイルス感染拡大の影響に伴い、引き続き新規入国者に対する制限措置が継続されたことで大幅に減少した。