HISがこのほど発表した4月の旅行取扱高は前年同月比300.6%増(2019年同月比65.2%減)となる164億8666万円だった。国内旅行は、全国旅行支援が延長継続となり、同32.9%増となる33億209万円だった。しかし、19年はゴールデンウイークが10連休という日並びで、4月出発に高い需要があったこともあり、19年度比では36.2%減となった。
取扱高は、HISとグループ5社(オリオンツアー、クオリタ、クルーズプラネット、ジャパンホリデートラベル、HIS沖縄)の社内取引を相殺した旧会計基準の数字。
国内旅行は、4月出発の送客・取扱高としては、引き続き沖縄・九州・北海道方面のパッケージツアーの人気が高く、特にテーマパークや観光バスとからめたツアーが好調に推移した。また、国内航空券とホテルを組み合わせた「ダイナミックパッケージ」プランにご当地グルメを付けるHIS独自の施策などが好評だった。
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