【月別取扱額4月】KNT-CTホールディングス 国内旅行、37億円に


 KNT―CTホールディングスの2021年4月の総取扱額(グループ14社計)は、前年同月比367.1%増の45億8326万円だった。国内旅行が973.3%増の37億2010万円、海外旅行が44.9%減の1億2906万円。外国人旅行が7251万円(昨年度は8705万円の赤字)となった。

 国内旅行の内訳は、一般団体が205.5%増(5億9435万円)、学生団体が3万8904.0%増(11億9703万円)。一般、学生団体とも増加し、合計で806.5%増(17億9139万円)となった。国内自社企画は314.5%増の4億7412万円、クラブツーリズム国内は2538.5%増の9億5426万円、合計で799.5%増の14億4198万円。国内個人旅行は4億8672万円(昨年度は1132万円の赤字)だった。

 海外旅行の内訳は、一般団体は39.4%増、学生団体は91.0%減で、合計が50.7%減の3892万円となった。海外企画旅行は98.8%減の29万円、海外個人旅行は31.5%減の8984万円だった。

 区分別に見ると、国内一般団体は、一部の企業系コンベンションなどの取り扱いがあり昨年を上回るも、移動を避ける傾向が続き前々年を大きく下回った。学生団体も一部の遠足などがあり前年を上回るも前々年を下回った。国内企画旅行は、前年より緊急事態宣言の期間が短いことや対象地域が限定的であったこと、また、まん延防止措置の発出地域が限定的であったが旅行を控える傾向は続き、前年を上回るも前々年を下回った。

 海外一般団体、学生団体ともに国際的な新型コロナウイルス感染者拡大で旅行の中止や延期の影響を受けて前々年を下回るも、海外一般団体は国際スポーツ大会の取り扱いがあり、前年を上回った。海外旅行企画は、催行中止の状況が続き取り扱いが減少した。

 外国人旅行は、引き続き外国人の入国制限措置などの影響を受け、前年を上回るも前々年を下回った。

 
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