エイチ・アイ・エス(HIS)の2020年7月の総取扱高(グループ6社)は、前年同月比97.1%減の11億4964万円だった。国内旅行が同84.3%減の8億2478万円、海外旅行が同99.0%減の3億666万円。訪日旅行は99.4%減の1818万円となった。
国内旅行は、Go Toトラベルキャンペーンの概要が発表されたことを受け、沖縄方面などを中心に一時的な需要回復傾向が見られたが、その後の東京都除外の発表や、新型コロナウイルス感染者数増加の影響を受けて回復は限定的となった。
海外旅行は、新型コロナウイルスの影響から全方面で主催旅行を中止としたため、大幅な減少となった。
訪日旅行は、多くの国で海外渡航制限措置の継続、日本でも検疫強化、査証の無効化などの措置が継続されていることから減少した。