HISが8月31日に発表した7月の旅行取扱高は前年同月比184.5%増(2019年同月比33.7%減)となる260億3172万円となった。国内旅行は、同19.7%増(2.0%増)の53億6970万円。一部地域の全国旅行支援延長もあり、引き続き国内旅行の需要は高水準で推移した。
取扱高は、HISとグループ5社(オリオンツアー、クオリタ、クルーズプラネット、ジャパンホリデートラベル、HIS沖縄)の社内取引を相殺した旧会計基準の数字。
国内旅行は、北海道では、新千歳空港国内線ターミナルビルに7~9月の繁忙期に設置した「北海道コンシェルジュカウンターデスク」のオープンや、東北海道へのパッケージツアーにフォーカスした「大自然満喫ひがし北海道」を通じて、他社との差別化を図るなど強化した。特に、体験、入場、グルメ、乗り物といった43のメニューから自由に選べる「あそび放題パスポート」付きのツアーが好調で、19年同月比で知床が1413%増、釧路が390%増となるなど、高い伸びをみせた。
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