KNT―CTホールディングスの9月の総取扱額(グループ14社計)は、前年同月比4.4%増の433億7897万円だった。国内旅行が0.4%増の243億8417万円、海外旅行が2.0%減の142億6372万円。外国人旅行は90.4%増の33億4401万円となった。
国内旅行の内訳は、一般団体が0.7%減(37億2466万円)、学生団体が1.4%増(37億3125万円)。一般団体が減少するも、学生団体が増加し、合計で0.3%増(74億5591万円)となった。国内企画旅行は、メイトが4.1%減の49億2828万円、クラブツーリズム国内は5.8%増の82億4590万円となり、合計で1.9%増の132億4536万円。国内個人旅行は減少し、4.8%減の36億8288万円だった。
海外旅行の内訳は、一般団体は11.4%減、学生団体は18.0%減で、合計が13.2%減の24億7159万円となった。海外企画旅行は1.6%増の81億6935万円、海外個人旅行は1.1%減の36億2276万円だった。
区分別に見ると、国内一般団体はスポーツイベントが増加した一方、企業系コンベンションなどの取り扱いが減少した。国内学生団体は、修学旅行の取り扱いが減少したが、研修旅行や各種大会の取り扱いが増加した。国内企画旅行では、メイトは東北や首都圏、北陸、九州、沖縄方面が不調だったが、北海道や東海、関西、中国方面などが好調に推移した。クラブツーリズムは、北海道(道南、道東、道北)、東海・伊勢・南紀、関西(京都、京滋)が堅調に推移したが、山陰・山陽、四国、九州、沖縄、離島が不調だった。
前年を大きく上回った外国人旅行は、大型のスポーツイベントや国際会議、レールパスの取り扱いが増加した。