2021年に募集した第10回宮本賞(学生懸賞論文)の受賞論文13本中、12本の全文を掲載した。宮本賞は、若い世代が日本と中国、東アジアの関係に強い関心を持ち、よりよい関係の構築のために大きな力を発揮してもらいたいとの趣旨で2012年から開始。今回は「学部生の部」で43本、「大学院生の部」で25本の応募が、日本と中国の学部生・院生からあった。
受賞論文は、「ポストコロナ時代における中国オンラインツアー産業の現状と展望~日本からの示唆~」「ソーシャルメディア時代における日中相互理解増進の試みについての考察~竹内亮監督『私がここに住む理由』を例にして~」「若者のSNS利用に関する実態調査~中日両国の大学生を対象に~」といったネット時代特有の切り口の論文から、「清末女子学生の日本留学体験~近代日本における異文化の融合と衝突~」「日本の新聞における『一帯一路』報道~朝日・日経・産経三紙の対中報道姿勢の分析~」「RCEP下の中日韓自由貿易地域建設の可能性を考える~農産物貿易の視点から~」といった硬派な論文まで幅広く、世相を反映した内容となっている。
定価3千円(税別)。全186ページ。3月26日発行。発行所は日本僑報社TEL03(5956)2808。