われわれ日本人になじみの深い「町中華」は、日本人向けにアレンジされた20種類程度の料理や、軽食を手軽に楽しめる中華料理として親しまれている。一方で、「何百種類もある本格的な中国料理にもチャレンジしてほしい」と著者。
本書では、中国料理の食文化やその背景を紹介。日本の町中華と中国料理の違い、宴席料理、四大料理(北京・上海・江東・潮州)、季節ごとの食文化など、40年以上中国料理に魅せられ、中国で旅行や食事会の企画を数多く担当した著者の経験や、そこから知り得たことを、旅信を交えながら伝える。マナーを知ることで中国料理を心置きなく楽しめるようになるほか、中国人への理解や交流のきっかけにもつながる。
四六判272ページ。定価2200円(税込み)。発売=星雲社。