【本だな】「旅行年報2022」 公益財団法人日本交通公社


  公益財団法人日本交通公社は、日本人や外国人の旅行市場や観光産業、観光地、観光政策などについて2021年度(21年4月~22年3月)の動向を解説した「旅行年報2022」をこのほど発刊した。より良い観光振興、観光文化の創造に向けた貴重な資料となる。

 第1編では日本人の旅行市場について、同財団が実施した独自調査の結果などをもとに解説。旅行の楽しみは「温泉に入ること」23.0%、「おいしいものを食べること」21.4%が2トップ。前年、「おいしいものを食べること」から「温泉に入ること」に入れ替わったが、コロナ禍にあって「温泉に入ること」はさらに伸ばし前年比2.1ポイント増、コロナ禍前の前々年と比べると7.6ポイント増となった。3位は「自然景観を見ること」10.1%。

 都道府県別に見ると「温泉に入ること」は、草津・伊香保温泉などを有する群馬県、別府・由布院温泉を有する大分県で、前年に続いて4割以上を占め、かつ、全体に比べて15ポイント以上高い。花巻・八幡平温泉郷などを有する岩手県、玉川・乳頭温泉などを有する秋田県、下呂・平湯温泉などを有する岐阜県も同様に、4割以上を占めた。

 「おいしいものを食べること」は、越前がにや丸焼き鯖(さば)に代表される福井県、イカ料理や佐賀牛、伊万里牛に代表される佐賀県で特徴的な楽しみであり、4割を占め、かつ全体に比べ15ポイント以上高い。


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