本書は、東京都日中友好協会の機関紙「日本と中国・東京版」に18年間連載したコラム「うちのカミ讃(さん)」から40余編を抜粋してまとめたもの。20代で中国に魅(ひ)かれ、鉄道会社で働きながら日中友好協会の活動に参加していた筆者の滝口氏が、そこで知り合った中国人のカミさんと結婚し、異文化同士が触れ合う山あり谷ありの結婚生活の中で起きた出来事をつづっている。
「読みようによっては子育て奮戦記あるいは単なる家族の歴史の一部に過ぎないだろう。しかし、大げさに言えば一つ屋根の下の小さな家族の単位から見た日中関係史とも言える」と滝口氏。
四六判136ページ。定価1980円(税込み)。発売=日本僑報社。