日本の法律では「軌道法」により路面電車は、いわゆる一般的な「鉄道」とは明確に区分されている。だが、併用軌道を走る鉄道も道路上を走らない「軌道」も存在する。ヨーロッパでは、路面電車が次世代の都市交通として復活しており、日本でもそのムーブメントが起こりつつある。
西森氏は、ドイツやスイスを中心にヨーロッパを撮影する旅カメラマン。著書に「ヨーロッパ鉄道紀行 15日間で6カ国をめぐる車窓の旅」「そうだったのか、乗り換え駅」などがある。
本書は、身近な存在なのに知らないことが多い不思議だらけの路面電車を探求。たどってきた歴史など個性派ぞろいの路面電車の世界を、深掘りしつつも分かりやすく紹介する。
価格は800円(税別)。239ページ。問い合わせ先は、交通新聞社TEL03(6831)6622。