人は生まれてから入学、就職、結婚、出産、退職といった人生の節目となるライフイベントを経験する。企業においても、人のライフサイクルと同じような節目が存在する。中でも事業の始まりとなる「創業」と終わりとなる「廃業」に加えて、経営者が交代する「承継」が大きなライフサイクルといえるだろう。特に中小企業では経営者が経営に及ぼす影響は大きく、成長を果たす場合も失速する場合もある。
本書では、日本政策金融公庫総合研究所が実施している「新規開業実態調査」や、「全国中小企業動向調査」などの調査データを用いりながら、企業のライフイベントの変化と経済社会の変化の関係を探る。
A5判352ページ。定価3190円(税込み)。発売=同友館。