コロナ禍で高まったワーケーションへの注目。観光振興や移住促進に期待する地域が増える一方で、実施する企業、ワーカーや移動、移住に関わる事業者など多様なステークホルダーを巻き込む企画づくりに苦心するケースも多い。
ワーケーションは「ワーク」と「バケーション」をつなげた言葉。その一番のポイントは「両者を単に『足す』のではなく、それぞれが良い影響を与えるように『重ねる』ことができるかにあります」と同書。
先進的な地域、企業、個人の実践から、三方良しのワーケーションに必要な要素を解き明かす一冊。
著者は関西大学社会学部教授。専門はメディア論、コミュニケーション・デザイン。
発行は学芸出版社。A5判224ページ。価格は2500円(税別)。