京成電鉄の成田空港アクセス特急「スカイライナー」は、成田空港の新しいアクセス鉄道「成田スカイアクセス線」経由となり、最高速度は時速160キロに。新幹線を除く鉄道では日本最速。
同書は、創業から110年が過ぎ、日本最速の特急列車が誕生するまでの京成電鉄の苦難と発展の道のりをたどった。
「柴又帝釈天」に連絡する人車軌道からスタートした京成は、都心乗り入れに苦戦するも、日本初の地下鉄との相互乗り入れではたった1カ月半で改軌を果たす。さらに有名テーマパークの運営会社を設立するなど、その活躍は多岐にわたる。
著者の草町義和氏は1969年、新潟県生まれ。鉄道趣味誌の編集やウェブサイト制作業を経て、2003年から鉄道ライターとして活動を開始。主な研究分野は廃線跡や未成線跡、鉄道新線の建設や路線計画など。
価格は本体900円(税別)。