【本だな】伝統のもと、生かされている 京料理 定義を問う 朝尾明樹 著


 京都の代表的な文化の一つ、「京料理」。22年11月には国の登録無形文化財にも登録され、国内外でも評価されてきた。しかし、京料理がどのような料理か、明確に説明できる人は一体どのくらいいるだろうか。

 本書は、はも料理の第一人者といわれる、元京料亭「馳走高月」店主の著者が、60年余りの経験をもとに京料理の定義についてまとめた1冊。京料理の呼称を「節度あるみやびやかな料理」と表現し、京料理とはどんな料理なのか? 京料理に洋風食材が出てくるのはどうして? 京料理に制約はあるのか? など、多面的な視点から京料理について考える。

 四六版判248ページ。定価1760円(税込み)。発売=京都新聞出版センター。


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