【本だな】哺乳類のフィールドサイン観察ガイド 増補改訂版


 文一総合出版は20日、「哺乳類のフィールドサイン観察ガイド 増補改訂版」を発売した。

株式会社 文一総合出版(東京・新宿/代表取締役社長・斉藤 博)は、【哺乳類のフィールドサイン観察ガイド 増補改訂版】定価2,200円(本体2,000円+10%税)を2023年1月20日(金)に発売しました。

タヌキ、キツネ、ムササビ……。日本の森や里山に暮らす野生動物が残した足跡や食べあと、フン、けもの道などのフィールドサイン。身近なフィールドで観察できる35種の野生動物を取り上げ、さまざまなフィールドサインを紹介。フィールドサインの読み取り方や持ち主にたどりつく方法がわかります。

  • フィールドサインとは?

フィールドサイン」とは、野生動物が残した、

・足跡
・食痕
・フン
・巣

などといった「生活痕」のこと。

このフィールドサインを観察することで、どの野生動物が何をしていたのかを読み取ることができます

冬の季節、雪原で見つかる野生動物の足跡もフィールドサインのひとつです。

  • この本の特長

・身近なフィールドで観察できる35種の野生動物を取り上げました。
・各種について、大きさや体重、分布、生息環境などの基本情報を紹介しました。
・各種について、足跡や歩行パターン、食痕、フン、巣、けもの道など、さまざまなフィールドサインを掲載しています。
・実際のフィールドに残された足跡の写真を多数掲載しているので、哺乳類の識別に活用できます。

・ほとんどの掲載種について足裏の写真を掲載したので、足跡の付き方が連想できます。
・フィールドサインの写真に野生動物イラストを重ねて表示することで、実際のフィールドでどのように行動したのかが紙面上でよみがえります。
・フィールドサインのひとつであるフンに関しては、視覚的情報だけでなく、種を見分ける際に有効なニオイに関する情報も盛り込みました。 

・フィールドワーク(現地調査/実地調査)の楽しみ方や注意点、記録の残し方、撮影方法なども詳しく紹介しました。
・野外での観察結果から推理を楽しむフィールドワークは、子ども交えての環境教育に最適です。教材としても十分に役立つ内容となっています。

  • 旧版と増補改訂版との主な変更点

(1) じつは生きていた?!  ニホンカワウソの最新情報を収録。
(2) ツシマヤマネコのフィールドサインや生態写真を追加。
(3) ムササビやモモンガの貴重な生態写真と新事実を追記。

  • 目次

フィールドサインって何だろう?
フィールドワークの前に
フィールドサインが見つかる場所
いろいろなフィールドサイン
フィールドサインを見つけたら
指行性
蹠行性
蹄行性
跳躍性・小さい・見つけにくい
用語解説
索引

  • 著者について

執筆・イラスト:熊谷さとし(くまがい・さとし)
1954年、宮城県生まれ。学習漫画家。里山の動物観察会、講演会を開催するかたわら、ニホンカワウソを追い続ける。日本野生動物観察指導員。著書に『動物の足跡学入門』(技術評論社)、『身近に体験!日本の野生動物シリーズ』『チンパンジーはいつか人間になるの?』(偕成社)など。この本が178冊目。
http://sasakure.chips.jp/satoshi-kumagai/

写真・執筆:安田 守(やすだ・まもる)
1963年、京都府生まれ。生きもの写真家。信州伊那谷を拠点として、里山環境に生息する昆虫を中心に、ひろく生物や自然を撮影している。著書に『集めて楽しむ昆虫コレクション』(山と渓谷社)、『イモムシハンドブック』(文一総合出版)、『骨の学校』(木魂社、共著)など。
https://ikkaku24.fc2.page/

編集・執筆:阿部浩志(あべ・こうし)
1974年、東京都生まれ。フリーランスのライター・編集者。自然生物関係の専門学校の講師を経て、現在は主に自然環境や生物全般、児童向けの書籍に携わるかたわら、エコツアーや自然観察会などを行う。

  • 商品仕様

書名:哺乳類のフィールドサイン観察ガイド 増補改訂版
著者:熊谷さとし/著 安田 守/写真 阿部浩志/編集
発行年月日:2023年00月00日
書店発売日:2023年1月20日
定価:2,200円(本体2,000円+10%税)
ISBN13:978-4-8299-7244-1
判型:A5判
ページ数:152ページ
発行所:文一総合出版(東京・新宿)
文一総合出版サイト:https://www.bun-ichi.co.jp/


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