普段当たり前に通り過ぎてしまう都市の風景。しかし、潮位の変化、河岸段丘、水の流れなど「地形」の視点を手掛かりにすることで、「人と大地と水の織り成すドラマ」が見えてくる。
岡本氏は、九段観光ビジネス専門学校で校長を務めるほか、国内外の都市と水辺の空間の調査、研究に携わるなど都市形成史家としても活躍。また、テレビ番組「ブラタモリ」に8回出演し、東京都内の町の成り立ちを紹介したりしている。
本書は、「水」「地形」をキーワードに、古代の都城から宿場町、港町、城下町、近代都市まで、日本の都市の成り立ちを、都市形成史家が案内する。
価格は2500円(税別)。224ページ。問い合わせは、学芸出版社TEL075(343)0811。