高低差、坂道、断層、暗渠(あんきょ)、スリバチ、アースダイバー…。凸凹視点でまちを歩けば、自然と人間の織り成す壮大なドラマが見えてくる。
テレビ番組「ブラタモリ」の案内人も務めた地形散歩の達人は、どんなことを考え、何に注目しながら地形を楽しんでいるのか。どこのまちへ行ってもすぐに使える地形散歩の一般教養を詰め込んだ初の入門書。
著者は「見慣れた町も地形視点で眺めると、今とは全く違う風景がかつては広がっていたことに気づく。さらに、その土地の歴史を調べることで当時の痕跡を発見することができるかもしれない。地形散歩とは何かを発見する行為でもあると思うのだ」と語り、地形散歩をすすめる。
発行は学芸出版社。A5判、192ページ。
本体価格は2千円(税別)。