【本だな】山形のトリセツ


 昭文社は7月28日、山形のトリセツを発売した。

◆「トリセツ」で地元をもっと知る
◆知ったらきっと好きになる、東北随一の果物王国
◆起伏に富み自然豊かな山形県、40近くの小テーマからその素顔に迫る

<表紙><表紙>

 株式会社昭文社ホールディングス(本社:千代田区麹町、代表取締役社長 黒田茂夫、東証コード:9475)とその子会社である株式会社昭文社(本社:千代田区麹町、代表取締役 清水康史、以下昭文社)は、マップエンターテインメント企画本『山形のトリセツ 地図で読み解く初耳秘話』を、2021年7月28日より発売することをお知らせいたします。

地元支持率が高い「トリセツシリーズ」の最新刊となる本書は、東北地方の日本海側に位置する、起伏に富んだ自然豊かな山形県を取り上げ、地形や地質、交通、歴史、文化と産業など、多彩な魅力を地図で読み解きながら、さまざまな特性を探っていきます。

)) 本書の概要 ((
シリーズ共通の構成を用いて、「絶景グラビア」+「地図で読み解く山形の大地」「山形を駆け抜ける鉄道網」「山形の歴史を深読み!」「山形で育まれた文化や産業」の4章立てとなる本書は、40近くの小テーマから、山形県の素顔に迫ります。地元の方々が親しみやすいご当地ネタはもちろん、全国的に有名な山形の<あれこれ>も収録している、読み応え充分の一冊です。

<「吉田初三郎が描いた山形県の鳥瞰図」代表誌面><「吉田初三郎が描いた山形県の鳥瞰図」代表誌面>

)) 本書の注目記事 ((
|| 地形編⇒南北に長い山形盆地の成り立ちと扇状地に発展した県都・山形市/どのように誕生し段丘が発達?県唯一の有人離島・飛島の秘密
◆奥羽山脈と出羽山地に挟まれ細長い形をした山形盆地。特徴としては最深部は大きく西に偏って、東半分を乱川扇状地、立谷川扇状地、馬見ヶ崎川扇状地といった奥羽山脈西麓に発達する3大扇状地が占めているところです。県都の山形市は馬見ヶ崎川扇状地上に築かれ、農業に適した土壌と豊富な地下水等扇状地の恵みを最大限に生かして発展してきたのです。
◆飛島は酒田港の北西約40kmの日本海に位置する山形県唯一の有人島で、数々の伝説や昔話が語り継がれてきた島でもあります。およそ平坦な島影、伝説に彩られた巨岩や奇岩、ウミネコの一大生息地……飛島はいかにして誕生したのか?その神秘の島の謎に迫ります。

<「山形のトリセツ」地形編代表誌面1><「山形のトリセツ」地形編代表誌面1>

<「山形のトリセツ」地形編代表誌面2><「山形のトリセツ」地形編代表誌面2>

|| 鉄道網編⇒急峻な板谷峠で奥羽山脈越え!逞しき幹線・奥羽本線の今昔/高畠・尾花沢・三山の3路線 山形交通の鉄道路線網とは!?
◆福島~山形~秋田~青森と東北地方を縦走する奥羽本線は、484.5kmを103駅(貨物駅含む)で結んでいます。その大幹線にとって最大の難所といえば、山形・福島県境にある板谷峠が挙げられます。急勾配のため、赤岩(2021年に廃止)、板谷、峠、大沢と連続する4駅は当初スイッチバック式で建設されました。山形新幹線の敷設により、スイッチバックが1990年に廃止されましたが、板谷峠越えは今も、山形県をいく奥羽本線一番の見せ場であることに変わりはありません。
◆山形県内はかつて多くの私鉄路線が走りました。そのなか私鉄で最大勢力を誇ったのが山形交通。昭和40年代までは高畠線・尾花沢線・三山線の3路線を保有していました。廃線跡や往年の面影を残す駅舎、保存車両等は今も見ることができ、ローカル私鉄が走った時代の物語を後世に伝えています。

<「山形のトリセツ」鉄道網編ページ例1><「山形のトリセツ」鉄道網編ページ例1>

<「山形のトリセツ」鉄道網編ページ例2><「山形のトリセツ」鉄道網編ページ例2>

|| 歴史編⇒奥州合戦を経て鎌倉御家人が入り武士たちの覇権争いが始まる/鬼と呼ばれた初代県令!三島通庸の残した功績の数々
◆奥州合戦で奥州藤原氏を滅ぼした源頼朝は、合戦で功績のあった関東御家人を出羽国内の旧藤原氏領の地頭に任命しました。関東御家人が入部し代官を置いて統治しましたが、次第にその子孫が勢力拡大を図って地方領主化すると、やがて山形の最上氏や、14世紀に置賜地方に入った伊達氏が台頭。最上氏と伊達氏は婚姻外交で相手に支配力を及ぼしながら、戦国時代まで激しい抗争を続けました。
◆初代山形県令の三島通庸は民権運動の弾圧など強権を振るった一方で、東北地方の主要交通網を整備し、山形県の近代化を急速に進めました。およそ8年の在任中に、三島が山形県で整備した路線は23、橋梁は65ヶ所にも上りました。それと同時にさまざまな近代施設も建設しました。三島県令時代は賛否両論があるものの、道路整備や近代化という面で多大な功績を残したのは事実です。

<「山形のトリセツ」歴史編ページ例1><「山形のトリセツ」歴史編ページ例1>

<「山形のトリセツ」歴史編ページ例2><「山形のトリセツ」歴史編ページ例2>

|| 産業・文化編⇒サクランボ・洋ナシ・ブドウ… 山形県が果物王国になったわけ/おくのほそ道でたどる松尾芭蕉の歩いた山形の情景
◆国内有数の果物の産地山形県。果樹栽培に適した気候を利用し、県内それぞれの地域的な特性に合わせて、サクランボ、洋ナシなど個性豊かな果物が開発されてきました。果樹栽培がなかなか広がらなかった時代から、誰もが認める「フルーツ王国」まで上り詰めた山形。果樹栽培に適した土地と、官民一体となった人々の努力と工夫が、どちらも必要不可欠でした。
◆俳人・松尾芭蕉の紀行文『おくのほそ道』には、山形を訪れたときのことが記されています。尾花沢や出羽三山、酒田などをめぐり、芭蕉は40日あまりを山形県域で過ごしました。芭蕉の句を味わいながら、地図上でその旅を追体験してみましょう。

<「山形のトリセツ」産業・文化編ページ例1><「山形のトリセツ」産業・文化編ページ例1>

<「山形のトリセツ」産業・文化編ページ例2><「山形のトリセツ」産業・文化編ページ例2>

)) 主な特集 ((
|| 絶景「空撮」グラビア 空から見た山形県
山形県の全35市町村マップ|山形県の鉄道路線図|山形県の主要道路地図|山形県3D鳥瞰図
|| Part.1:地図で読み解く山形の大地
|| Part.2:山形を駆け抜ける鉄道網
|| Part.3:山形で動いた歴史の瞬間
|| Part.4:山形で育まれた産業や文化
|| Column:データでわかる全35市町村vol.1 人口の増減|データでわかる全35市町村vol.2 所得|データでわかる全35市町村vol.3 農業・漁業
|| 吉田初三郎が描いた山形県の鳥瞰図|城絵図で読み解く山形県の城と城下|作家・井上ひさしの着想の原点とは?

<目次><目次>

)) 商品概要 ((
商品名  : 『山形のトリセツ』
体裁・頁数: B5変型判、本体112頁
発売日  : 2021年7月28日
全国の主要書店で販売
定価   : 1,980円(本体1,800円+税10%)
出版社  : 株式会社 昭文社


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