日本修学旅行協会は、12月1日に発行する2022年度版「教育旅行年報データブック」の予約特価販売の受け付けを開始した。21年度に実施された国内修学旅行の実態をまとめたもの。今月30日までに予約すると通常頒布価格千円(税込み、送料別)のところ、800円(同)で購入できる。
教育旅行年報データブックの掲載内容は「新型コロナウイルス感染症の影響に関する調査まとめ」「21年度に実施された国内修学旅行の実態とまとめ(中学校、高等学校)」「新型コロナウイルス感染症関連年表」「修学旅行の歴史」など。A4判60ページ。
新型コロナウイルス感染症の影響に関する調査は、全国の国立、公立、私立の中学校1万76校から3046校、高等学校4856校から3078校を抽出して実施。中学校895校(回答率29.4%)、高等学校933校(同30.3%)から回答を得た。
21年度の修学旅行についてコロナの影響による当初計画からの中止、変更があったかを聞いたところ、中学校では「計画通り実施」は6.6%。「変更(当年度内へ)」が71.0%、「変更(次年度へ)」が5.9%、「中止」が15.8%となった。一方、高校は「計画通り実施」は9.1%。「変更(当年度内へ)」が42.3%、「変更(次年度へ)」が17.3%、「中止」が27.1%という結果だった。
コロナが今後の修学旅行、教育旅行に影響を及ぼすかの質問では、中学校は「ある」63.9%、「ない(コロナ以前に戻る)」14.6%、「分からない・未定」21.5%。高校は「ある」53.1%、「ない(コロナ以前に戻る)」16.1%、「分からない・未定」30.8%となっている。
日本修学旅行協会は、教育旅行年報データブックの速報版を同協会サイトで1日から公開している。