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“新幹線のお医者さん”こと「ドクターイエロー」の運行がまもなく終了する(JR東海の「T4編成」は今年1月、JR西日本の「T5編成」は27年を予定)。その存在は、東海道・山陰新幹線で一度も死亡事故を起こさせなかった陰の立役者といえる。
同書では、歴代ドクターイエローの知られざる機能や役割などを豊富な写真とともに徹底解説。保守作業を担う他の特殊車両、日本各地で活躍する新幹線車両も紹介されており、新幹線ファン必見の内容だ。
ドクターイエローの引退後は、検測機能を搭載した新型車両「N700S」が任務を引き継ぐ。60年にわたる活躍を振り返るとともに、次世代への期待も高まる1冊。
A4判96ページ。定価1650円(税込み)。発売=宝島社。