【本だな】東京23区凸凹地図


 昭文社は14日、「東京23区凸凹地図」「東京スリバチの達人 分水嶺東京北部編/同 南部編」を発売した。

●近年注目を集める「地形」に焦点を当てた出版物、東京23区の高低差を可視化したこれまでにない大縮尺の地図帳
『東京23区凸凹地図』

●東京スリバチ学会会長の皆川典久氏が、坂や窪地などいわゆる<スリバチ>状の地形を、その歴史的背景も含め説き起こす地形ガイドブック
『東京スリバチの達人 分水嶺東京北部編/同 南部編』

計3点を、2020年12月14日より発売します。3点セットで楽しめる、魅惑の新ジャンル地図本です。

<帯付きの書影><帯付きの書影>

株式会社昭文社ホールディングス(本社:千代田区麹町、代表取締役社長 黒田茂夫、東証コード:9475)とその子会社である株式会社昭文社(本社:千代田区麹町、代表取締役 清水康史、以下昭文社)は、近年注目を集める「地形」に焦点を当てた出版物として、東京23区の高低差を可視化したこれまでにない大縮尺の地図帳『東京23区凸凹地図』と、東京スリバチ学会会長の皆川典久氏が、坂や窪地などいわゆる<スリバチ>状の地形を、その歴史的背景も含め説き起こす地形ガイドブック『東京スリバチの達人 分水嶺東京北部編/同 南部編』の計3点を、2020年12月14日より発売することをお知らせいたします。

<左:『東京23区凸凹地図』、中:『東京スリバチの達人』分水嶺東京北部編、右:東京南部編、のそれぞれ表紙><左:『東京23区凸凹地図』、中:『東京スリバチの達人』分水嶺東京北部編、右:東京南部編、のそれぞれ表紙>

)) 3点に共通する斬新な凸凹地図 ((
「東京には坂道が多い」とよく言われ、実際、各地の坂や窪地、階段といった地形をテーマに散策する番組等の影響もあって、そうしたスポットに関心を持つ方が増えています。
古くから地形を利用した街づくりが進み、治水・利水のネットワークが整備されてきた東京のデコボコ具合、暗渠を含む川の様子、窪地、坂・階段、古道・街道といった地形の全貌を、標高別に低いところから高いところまで、段差を明確にした色分けと、線情報文字情報を用い斬新な地図で表現したのが、この『凸凹地図』です。

<『東京23区凸凹地図』の高低差色分け地図例「渋谷」拡大><『東京23区凸凹地図』の高低差色分け地図例「渋谷」拡大>

)) 『東京23区凸凹地図』の特長 ((
武蔵野台地が形づくるスリバチ地形の宝庫、東京都心部を、散歩に適した1:10,000(1cm=100m)の地図でカバー、凸凹地形を極力正確に表現した、画期的な「スリバチ地図帳」です。
地形の達人、スリバチ地形の皆川典久古道・街道の荻窪圭河川・暗渠の本田創坂道・階段の松本泰生といったその道の達人たちの協力のもと、スリバチ散歩に欠かせない情報もたっぷりと収録。
ファン垂涎の本格デコボコマップです。

<左:凡例、右:実際の地図表記イメージ><左:凡例、右:実際の地図表記イメージ>

<「達人たちが選ぶ見どころスポット[地形編]><「達人たちが選ぶ見どころスポット[地形編]>

)) 『東京スリバチの達人』の特長 ((
東京スリバチ学会会長でもあり、地形好きの間では知らない人がいない<スリバチの伝道者>こと皆川典久氏による待望の「東京再発見本」
江戸→明治→現代の変遷を地形視点から徹底解説しているほか、著者イチオシのスリバチスポットを写真入りで多数紹介。北部編・南部編を分水嶺で区切ったところも本書の斬新なウリとなっています。

<左:江戸時代、中:明治時代、右:現代、それぞれの時代の地形目線での変遷が追えるページ構成><左:江戸時代、中:明治時代、右:現代、それぞれの時代の地形目線での変遷が追えるページ構成>

<目次(分水嶺東京南部編><目次(分水嶺東京南部編>

<著者皆川典久氏によるスリバチ地形の解説ページ「永田町・赤坂」><著者皆川典久氏によるスリバチ地形の解説ページ「永田町・赤坂」>

)) 発売記念Zoomイベントも開催決定 ((
来年1月20日には、『東京スリバチの達人』著者の皆川氏が出演するZoomイベント(紀伊國屋書店主催)の開催も決定。東京の地形の奥深さを存分に感じていただけるレアイベントです。
|| 開催概要
イベントタイトル:江戸から東京へ。時空を超える地形探訪
日時: 2021年1月20日(水)19:00〜20:30
参加条件: 『東京スリバチの達人』『東京23区凸凹地図』いずれかを12月12日(土)~12月29日(火)の間に紀伊國屋書店Webストアまたは全国の紀伊國屋書店で購入した方が対象。
場所: オンライン※本イベントはZoomを使用したWebイベントです。
定員: 最大500名、応募者が多い場合は抽選
詳細・お申込みページ: https://store.kinokuniya.co.jp/event/1606712348/
|| イベント概要
東京には数多くの窪地や谷間があり、湧水・水流によって形作られた姿を<スリバチ>と名付け、長年フィールドワークを続けてきた皆川典久氏。武士と町人が共存した江戸時代、太平洋戦争前までの帝都、そして現代のメトロポリス・TOKYOへと変遷する様子が、大地の記憶から浮かび上がる。地形ブームの火付け役ともいえる著者が、水都・東京の魅力を読み解き、これまでの発見を集大成した新刊刊行を記念、町歩きが楽しくなるとっておきのエピソードを披露する。
|| 著者プロフィール
皆川典久(みながわ のりひさ)
東京スリバチ学会会長。1963年群馬県前橋市生まれ。東北大学工学部建築学科卒業。2003年に東京スリバチ学会を設立、凹凸地形に着目したフィールドワークを主宰し、観察と記録を続けている。2012年に「凹凸を楽しむ東京『スリバチ』地形散歩」(洋泉社)を上梓、翌年には続編を刊行。独特な視点は今日における「地形ブーム」の先駆けとなった。2012年から4年間、東北大学非常勤講師として復興支援に協力。2014年には町の魅力を発掘する手法と取り組みが評価され、東京スリバチ学会としてグッドデザイン賞を受賞した。地形マニアとして、「ブラタモリ」(NHK総合)や「タモリ倶楽部」(テレビ朝日系)などのTV番組に出演。法政・大学非常勤講師の他、江戸・東京研究センターの客員研究員、高低差建築学会会長、沿道商店街組合理事など。

<著者近影><著者近影>

)) 商品概要 ((
商品名    :『東京23区凸凹地図』『東京スリバチの達人 分水嶺東京北部編/同 南部編』
体裁・頁数  : 3点ともA5判、352頁(東京23区凸凹地図)、176頁(東京スリバチの達人)
発売日    : 2020年12月14日
全国の主要書店で販売
定価     : 2,000円+税(東京23区凸凹地図)、1,500円+税(東京スリバチの達人)
出版社    : 株式会社 昭文社


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