もうとっくに引退していたと思っていたら、富士急行や長野電鉄、富山地方鉄道、一畑電車ほか全国各地で、小田急、東急、西武などのあの懐かしい電車たちが「第二の人生」を送っている。
梅原氏は、三井銀行(現在の三井住友銀行)、月刊「鉄道ファン」編集部などを経て、2000年に鉄道ジャーナリストとして独立。「JRは生き残れるのか」「日本の鉄道の歴史全3巻」をはじめ、多数の著書がある。講義、講演やテレビなどへのコメント活動も行う。
本書は、元大手民鉄で走っていた電車はどうやって譲渡されているのかや、人気の車両の行方、維持のための苦労など、電車の再就職先となった地方の民鉄と、健気に走り続ける名車たちの今を紹介する。
価格は800円(税別)。198ページ。問い合わせ先は交通新聞社TEL03(6831)6622。