
表紙
観光客の「訪れて良し」と住民の「住んで良し」を両立し、地域が「稼いで良し」となるにはどうすれば良いか―を実現するのは容易ではない。
本書は行政が担う規制や基盤整備などのマネジメントと、地域の良さをPRし誘客するDMOのマーケティング、それぞれの役割と機能、手法を解説する。
DMOで汗を流している人たちと、行政において観光の政策を担っている人たちにぜひ読んでほしい1冊だ。「ジレンマを抱えながらも地域観光に献身する人たちに、デスティネーションのマーケティングとマネジメントの”勘どころ”を伝えることを目的に執筆した」と著者はいう。
デジタルプロモーションやオーバーツーリズム対策など焦眉の課題も取り上げている。
著者は近畿大経営学部教授。2020年から東大阪市のDMOである東大阪ツーリズム振興機構の理事長を兼職。
A5判・272ページ。定価=2800円+税。発行=学芸出版社。
表紙