【無料開講】観光におけるハラール対応学ぶ 跡見女子大 観光経営人材育成事業講座


笠原清志教授

12月11日(土)から無料で開講(都内に在住または在勤している人対象)

 跡見学園女子大学(跡見女子大、笠原清志学長)は12月11日から、観光産業の人材育成と基礎的知識の習得を行う「観光経営人材育成講座」を開講する。主題は「コロナ禍での観光の未来を考える:インバウンドのセカンドステージでの課題と人材育成~ジェンダー、異文化理解、ハラール対応」で全10回(第1~3講座を用意)。定員は50人(先着順)で、受講料は無料。対象は観光関連事業者などに従事(予定を含む)し、都内に在住または在勤している人。講座はオンラインを活用して実施する。募集期間は12月10日(金)まで。

 

初期投資なしでできるハラール対応を紹介(第3講座、笠原清志教授)

 海外では、多くの人が今後に観光で行ってみたい国として日本を上げている。従来は、中国や韓国、台湾、欧米諸国からの来訪が多かったが、今後は外国人ムスリム観光客が増えることも予想される。彼らの宗教観、行動様式、ハラールへの対応について難しく考える人も多いが、基礎的な知識や対処方法を知れば対応可能な部分も多く、大きなビジネスのチャンスともなり得る。

 第1プログラム(①来年2月15日〈火〉午後7~8時30分、②同2月22日〈火〉午後7~8時30分)では、「ムスリムの宗教観・行動様式・ハラール」をテーマに、ハラールビジネスとムスリム消費者の食選択についてや初期投資がなくてもできるハラールの始め方を紹介する。現状のハラールフードビジネスや認証制度、消費行動を学ぶことが固定概念を取り払うことにつながる。

 第2プログラム(①来年3月1日〈火〉午後7~8時30分、②同3月8日〈木〉午後7~8時30分)では、「ハラール対応と輸出・物流」をテーマに、外国人ムスリム観光客への取り組み対応の実例などを学ぶ。日本の食品メーカーでのハラール対応やハラールを物流戦略の一つに位置付けるマレーシアでの例などを紹介する。

 

観光経営人材育成講座について

 観光経営人材育成講座は、東京都が支援する「大学等と連携した観光経営人材育成事業」に跡見女子大が採択され、実施するもの。同事業は観光関連事業者の経営力向上を図り、観光産業の活性化につなげることを目的としている。同事業を通じて経営の視点からサービスを提供できる人材の輩出につなげるなど、東京都が大学と連携して、観光関連事業に従事する人に向けた新しい教育プログラムの開発などを支援している。

 跡見女子大は、ウィズ・アフターコロナ期でのインバウンド再訪時の観光を見据え、ジェンダー、異文化理解、ハラールなど、多様な宗教、文化、習慣に対応できる能力を備え、今後の観光産業活性化への戦略を考えられる観光経営人材の育成を目的に開講。本講座は、「コロナ禍での観光(産業)の未来を考える:インバウンドのセカンドステージでの課題と人材育成~ジェンダー、異文化理解、ハラール対応~」を主題に、講座を2021年から23年までの3年間開講する。(講座の内容は下部で案内)

 

■跡見女子大 観光経営人材育成事業講座の詳細

https://www.atomi.ac.jp/univ/activity/detail/7491/

※講座内容の詳細を掲載(各回テーマ・授業概要、日程、講師、内容)

 

▼お問合せ・お申込みは下記のメールアドレスから

kankou_jinzai@mmc.atomi.ac.jp

メールは、跡見学園女子大学 観光経営人材育成講座担当行きです。

*お申込みの際はメールタイトルを「受講申し込み」とし、 ① 氏名(ふりがな)、② ご所属、③ 連絡先(電話番号、メールアドレス)を記載下さい。

紹介者がある場合は、その氏名も記載下さい。


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