ここに。大きな、感謝をこめて。
三井不動産ホテルマネジメント(雀部優代表取締役社長、東京都中央区)は、三井ガーデンホテル開業から40周年を迎えた。記念すべき節目を迎え、10月15日、パートナー企業への感謝を伝えるパーティーを東京ドームホテルで開いた。清掃、リネンサプライ、料飲などパートナー企業80社から121人を招待。これからもパートナー企業との協働を重視し、「記憶に残るホテルになる。」の理念の実現を目指す姿勢を発信した。
パートナー企業の代表者らと記念撮影(三井不動産ホテルマネジメントPartner Thanks Partyで)
「記憶に残るホテル」目指して パートナー企業との協業強化
三井不動産ホテルマネジメント 代表取締役社長・雀部 優氏が感謝コメント
パートナー企業の皆さまには、日頃より私たちのホテル事業に多大なご尽力を賜っており、改めて御礼を申し上げます。私たちホテルのスタッフが現場の最前線のスタッフの皆さまとどのように協働しているのか、私たちのスタッフとパートナー企業の皆さまとの関わりをご紹介させていただきます。
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「MGH AWARD」という表彰制度を毎年実施しています。今年で16年目です。私たちのスタッフも、パートナー企業の皆さまも、ベストスタッフとして称えます。表彰式は6月に三井グループの迎賓館、綱町三井倶楽部で開催しており、今年は10社の皆さまを表彰させていただきました。
清掃部門では、日東カストディアル・サービスさまが受賞されました。表彰式では、三井ガーデンホテル京都駅前の清掃責任者の方が、日ごろの清掃業務の大変さ、スタッフの工夫、そしてわれわれホテルスタッフとどのような協働をして、日々お客さまに清潔なお部屋を提供しているか、素晴らしいスピーチをしてくださいました。私を含めまして出席者の多くが、思わずほろっとさせられる感動的なお話でした。現場を支えるスタッフの方々の日頃の努力を称えるこのイベントを、今後も継続していく予定です。
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パートナー企業のスタッフの皆さまに感謝の気持ちを表したいとの思いを込め、スタッフのベストプラクティスに感謝を伝える「ハッピーカード」という制度がございます。各現場での小さなことでもスタッフを褒めてあげたい、感謝したい、そんなエピソードを各ホテルの総支配人が私、社長宛に申請します。その申請に基づいて私からハッピーカードを贈呈いたします。感謝状と、ほんの気持ち程度の副賞をお渡ししています。現場での皆さまの活躍にいつも光を当てたい。そんな思いに基づく制度の一つです。
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「インターナショナル・ハウスキーピング・ウイーク」は、毎年9月の2週目に実施される世界的なイベントです。われわれのようなホテルをはじめ、病院などさまざまな施設で清掃に従事している方々に日頃の感謝の気持ちを表そうという取り組みです。日本ではまだあまり一般的ではなく、外資系ホテルの一部で行われているくらいですが、私たちは3年前から始め、現在は全41ホテルで一斉に行っております。清掃スタッフの皆さまにお菓子を贈ったり、感謝状をお渡ししたり、ホテルスタッフ全員から清掃スタッフの皆さまに感謝のメッセージをお送りしています。
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働く環境の整備も大切です。ホテルというのはもちろん設計段階でお客さま用の客室や共用部に大きな面積を割くことになります。一方でスタッフはバックヤードの狭いところで働くことになります。これは致し方ないことと思っていましたが、一昨年前からそれを大きく見直し、バックヤードで働く皆さまの職場環境を良くしようという活動を展開しております。
例えば、「三井ガーデンホテル名古屋プレミア」「汐留イタリア街」「五反田」「上野」では、共用スペースを改装し、清掃スタッフに限らず、ここで働くスタッフの皆さまが休憩、交流ができるスペースをつくりました。「三井ガーデンホテル神宮外苑の杜プレミア」では、2階に当初、ゲスト用の共用ラウンジを設けていましたが、利用率が低かったこともあり、不足していたスタッフ用の休憩スペースにしようと決断し改装しました。自動販売機やセルフサービスのコーヒーマシーンや冷蔵庫を設置し、快適な休憩スペースづくりを進めております。
この取り組みは、始めてまだ1年半で道半ばです。今後も継続し全てのホテルの働く環境改善を促進していきたいと考えています。
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私たちは日頃、施設管理をはじめ、清掃、リネンサプライ、料飲店舗等業全国80社におよぶ企業の皆さまと協力しながらホテルを運営しています。
当社の公式ウェブサイトに私の「代表メッセージ」というのが掲載されていますが、一番力を、魂を込めた結びの部分を読み上げさせていただきます。
「ゲストの記憶に深く刻まれ、再び訪れていただくためには、われわれの力だけでは足りません。地域の皆さまとの共生、多くのパートナー企業の皆さまとの協働が不可欠です。さまざまなステークホルダーにとっても、『記憶に残るホテル』となれるように、そして、社会に役立てる企業であり続けるように、地道な挑戦を続けてまいります」
これは私の嘘偽りのないところであります。本年は40周年ですが、来年も、50周年も、もっと先も、皆さまとご一緒に、ホテル事業を運営、発展をしていければと思っております。今後ともご支援のほどよろしくお願い申し上げます。
三井不動産ホテルマネジメント 代表取締役社長・雀部 優氏
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