JR東日本「変革2027」で進む「駅」「販売機能」の変革
JR東日本は昨年7月3日、人口減少や自動運転技術の進歩など経営環境の変化に対応するため、2027年頃までの経営環境の変化を見据えたグループ経営ビジョン「変革2027」を打ち出した。これまでは「鉄道の再生・復権」に取り組み、「鉄道を起点としたサービスの提供」を行ってきた同社だが、今後は「ヒトを起点とした価値・サービスの創造」へと方針を転換。顧客との接点となる駅の変革に着手するなどグループ一体で新たな成長戦略に挑んでいる。今回は、JR東日本の赤石良治常務取締役鉄道事業本部副本部長(鉄道事業本部営業部担当、観光担当、オリンピック・パラリンピック担当)に「駅」「販売機能(旅行)」の変革をテーマに、変革内容、将来像などを聞いた。(聞き手=本社・長木利通)