復興のシンボル「リアス線」 W杯開催で注目集める年
東日本大震災津波から8年が経過しました。復旧・復興のために、全国の皆さまから多くのご支援や励ましをいただいていることに、改めて厚く御礼申し上げます。
岩手県では、これまで県民一丸となって東日本大震災津波からの復旧・復興の取り組みを進めてきており、観光分野においては、昨年は東北絆まつり2018盛岡の開催や、宮古―室蘭間のフェリー航路の開設等を契機として、官民一体となった観光キャンペーンを展開しました。また台北、上海国際定期便の就航に伴い、さらなる増加が期待される外国人観光客の誘客に向けて、東北各県とも連携したプロモーションや受け入れ態勢整備に取り組んだところです。
こうした取り組みにより、平成30年の岩手県への外国人宿泊者数は震災前の水準を大きく上回り、過去最多となるなど、着実に成果が表れてきています。
今年は、今月23日に震災からの復興のシンボルである三陸鉄道「リアス線」が開通するとともに、三陸地域全体を舞台とする広域的、総合的な防災復興行事である「三陸防災復興プロジェクト2019」の開催や、「ラグビーワールドカップ2019TM」釜石開催が予定されるなど、岩手県が国内外から注目を集める年となります。
この機会を捉え、3月21日から11月10日まで、「いわて幸せ大作戦!!~美食・絶景・イベント、『黄金の國、いわて。』~」をキャッチコピーとした観光キャンペーンを展開するなど、さまざまな取り組みを通じて、オール岩手で、岩手の観光の魅力を磨き上げ、復興とその先を見据えた地域の活性化につなげていきたいと考えています。
皆さまのお越しを心からお待ちしております。
岩手県・達増拓也知事