利用者数は10万人超 受け入れ施設も充実
つくば霞ヶ浦りんりんロードは旧筑波鉄道の廃線敷と、霞ヶ浦を周回する湖岸道路を合わせた全長約180キロのコース。茨城県の14市町村にまたがる。
水郷筑波国定公園に指定されている霞ヶ浦などの水郷地域や筑波山地域などの豊かな自然や風景、鹿島神宮に代表される歴史的・文化的遺産などさまざまな地域の魅力が楽しめる。
筑波山を望む旧筑波鉄道廃線敷を活用したコース(約40キロ)は車が通らず、元駅舎を活用した休憩所が点在するなど、初心者にも走りやすいコースとなっている。沿線には筑波ヒルクライムコース(約25キロ)もあり、多彩な楽しみ方ができる。
霞ヶ浦コースは地域の食を楽しめるスポットも点在。1周コースは約125キロだがショートコース(約90キロ)もある。
県スポーツ推進課によると、りんりんロードの20年度の利用者数(推計)は10万5千人となり、前年度の9万3千人を上回った。
増加要因は、アウトドア志向の高まり、インフルエンサーを活用した情報発信やサイクリストの受け入れ環境の充実など。受け入れ環境については、星野リゾート初の自転車を楽しむホテル「BEB5土浦」のオープンや「サイクリストにやさしい宿」の認定開始(21年3月末現在25施設認定)などがあるという。
霞ヶ浦は日本で2番目に大きい湖