8の字で結ぶルート 北海道らしさ堪能
トカプチ400は、帯広市を起終点とし、上士幌町から大樹町までを8の字で結んだルートで、延長403キロ。大雪山公園や太平洋などの広大かつ豊かな自然風景、十勝平野の肥沃な大地に広がる農業・酪農の風景が魅力だ。
キャッチフレーズは「山、平野、海へ。雄大な十勝を感じるサイクリングルート」。ちなみに、トカプチはアイヌ語で十勝のこと。
気軽にサイクリング楽しめるようさまざまな取り組みが行われている。「旅×自転車」をコンセプトとするメディア、TABIRINによると、レンタサイクルではスポットによって乗り捨て可能な自転車が用意されていたり、空気入れや修理工具を貸し出してくれるポイントもある。サポート体制は充実しているという。
二つの湖を結ぶ山岳コース(帯広駅―道の駅しほろ―糠平温泉―幌鹿峠―然別湖―扇ケ原展望台―道の駅しかない―帯広駅、約140キロ)は上級者向けだが、十勝南部のガーデンと名所を巡るガーデン巡りコース(帯広駅―真庭庭園―十勝ヒルズ―幸福駅―中札内美術村―六花の森―紫竹ガーデン―帯広駅、約90キロ)は中級者向けで、美しいガーデンに心が癒やされる。
北海道TOKACHIサイクルツーリズムルート協議会は3月、「トカプチ400アクションプラン」を策定している。
旧国鉄・広尾線沿線駅内の一つ「幸福駅」