サイクル拠点完成 推進条例も制定
ビワイチは日本最大の湖「琵琶湖」を反時計周りに1周する延長約200キロのサイクリングルート。走り慣れた人なら1日で走れる距離だが、観光や食事を楽しみながら、2~3日かけて走るのがお勧めとか。
琵琶湖周辺には見どころも多い。比叡山の麓に栄えた里坊、織田信長が築いた安土城跡、彦根城跡の特別史跡など、ちょっと足を延ばせば歴史や文化に触れることができる。
琵琶湖の東を走る近江鉄道では、電車内に自転車を持ち込める「サイクルトレイン」サービスもあり、とても便利だ。
最近の話題といえば、大津市の大津港に、ビワイチの拠点となる大津港サイクルステーション「o―portable(オーポータブル)」が完成したこと。4月28日から営業を開始している。
スポーツバイクを中心に、電動自転車やキッズバイクなどもあり、気軽にサイクリングを楽しめる。料金は車種によって異なり、1日4700円から1万円ちょっと。カフェもあり、癒やしの空間だ。
ビワイチのガイドブック「びわ湖1周 滋賀じてんしゃ旅」も発刊されている。
また、ビワイチを推進する「ビワイチ推進条例」が滋賀県議会で可決された。11月3日を「ビワイチの日」と定め、3~9日を「ビワイチ週間」としてイベントなども実施する予定だ。
琵琶湖にうかぶ「湖中大鳥居」