総延長は約1500㎞ 9日で走破した人も
太平洋岸自転車道は、千葉県銚子市から神奈川県、静岡県、愛知県、三重県、和歌山県の各太平洋岸を走り、和歌山市に至る、延長1487キロの壮大なサイクリングコースだ。富士山をはじめ、日本を代表する観光地や景勝地が多数存在し、サイクリストを飽きさせない。
長距離だけに環境整備には力を入れている。統一されたロゴや矢羽根などが路面、看板に表示され、迷わずに安全に走行できるよう配慮されている。
また、100を超える施設がサイクルステーションとして空気入れや工具の貸し出し、休憩スペースを提供。サイクリストにやさしい宿の指定数も多い。
千キロを超えるコースだけに、一般人が一度に走破しようとすると半月以上かかるともいわれる。しかし、9日間で走破したつわものもいる。
読売新聞によると、このつわものは和歌山県内の男性2人で、「太平洋岸に沿って走りながら、地域ごとの多様な文化や歴史を感じることができた。このコースでなければ味わえない貴重な体験だった」とコメントしている。
己の限界に挑戦するのもいいが、見どころも多いだけに、ゆっくり見て回るのもいい。
和歌山県の観光名所、見事な那智の滝と三重塔