贅をつくした貴賓室
岩手県花巻市の花巻温泉は、25万坪の広大な敷地内に4軒の旅館・ホテルやバラ園などの観光スポットを展開する東北随一のリゾート。昭和2年の創業以来、長きにわたり人々に最高のレジャーを提供し続けてきた。
昭和14年の朝香宮鳩彦王殿下、同湛子女王殿下を始まりに、皇室の多くの方々がこの地を訪れた。直近では平成28年、第71回国民体育大会で天皇皇后両陛下、同年の第16回全国障がい者スポーツ大会で皇太子殿下がご宿泊。訪問は今上天皇が昭和26年の皇太子時代から3回、皇太子殿下が同49年から4回を数える。
主に宿泊されたのは、敷地の最奥に位置し、南部赤松林に囲まれた静かなロケーションの高級和風旅館「佳松園」。
かがり火がたかれる白砂の中庭を新数寄屋造りの離れ形式の客室が取り囲む。贅(ぜい)を尽くした温泉内風呂付きの「貴賓室ロイヤルスイート」「特別室クラウンスイート」からリビング付き和室、和洋室と、バラエティに富んだ51室がそろっている。
▽岩手県花巻市湯本1の125。TEL0198(37)2111。https://www.hanamakionsen.co.jp/
佳松園中庭
花巻温泉 佳松園【公式】
※本特集記事は、観光経済新聞4月27日号(新天皇陛下の御即位前)に掲載したものです。